夢を見ました

いや、今AM1:30なんですが、PM11:00に寝たんですよ。
そしたらなんか夢を見まして。


あるところに、おじいさんとおばあさんが住んでいました。
家事が得意だったおじいさんは10年前に交通事故で亡くなりました。
おばあさんには息子も孫もいました。
でも、おばあさんは家事ができなくて、俗にいう片付けられない症候群でした。
そのせいで家はいつでも汚らしくて、息子ですら近寄ろうとしませんでした。
孫は中学生の兄貴と小学校2年生の妹でした。
おばあさんの人格は嫌いではありませんでした。
妹は、何を思い立ったか春休みにおばあさんの家に遊びに行くと言い出しました。
もちろん親は止めました。でも妹は黙ってこっそり、50km離れたおばあさんの家に向かいました。
自転車は途中でパンクしてしまいました。日も暮れてしまいました。
ぼろぼろになりながらも、いろんな人に助けられて妹はおばあさんの家に着きました。
でも変です、おばあさんの家には明かりがついていません。
おかしいと思った妹は開いていたドアから中に入りました。ドアをあけるとほこりが舞い上がりました。
おばあさんが、ごみとほこりの中でうずくまっていました。
どうやら、階段でつまずいて転げ落ちてしまったようです。さあたいへん。
妹はあせりました。救急車の具体的な呼び方を思い出せません。
そこへ家族がやってきて、救急車を呼んでくれました。
おかあさんは妹を見つけると、おばあさんをほったらかして妹を抱え、ほこりをはらって車に乗せようとしました。
妹は混乱します。どうして元気な私を心配するの? おばあさんはけがしてるんだよ?
母親はつぶやきます。あんなババア、死んでしまえばいいのよ。掃除一つできないなんて汚らしい、これも天罰よと。
妹は、泣いてしまいました。
母親の手に噛み付いて逃げ出し、救急車に乗り込んでしまいました。
唖然とする親父。怒り出す母親。無言で見つめる兄貴。
よく見ると兄貴が陣内智則でした。
兄貴は家の片付けと掃除をはじめました。親はあきれて帰ってしまいました。
「待てっ、今跳ねた! なんか跳ねた!」
「とにかく暗いな……ドアあけよう……って入り口も暗ーい!」
など、陣内はネタをやっているかのようなトークかましつつ家を片付けていきます。
妹は、おばあさんに病院で伝えました。
おばあちゃんのカッパ巻きが食べたい。あのおばあちゃんのおいしいカッパ巻きが食べたい。
だからもう一度元気になってね。
そこで平井堅の「瞳をとじて」が流れて、おばあさんの思い出がフラッシュバックしました。
料理人だったおじいさんが唯一褒めてくれたカッパ巻き。
孫に一度だけ作ってやったカッパ巻き。
祖母と孫をつなぐ絆となった、カッパ巻き。
数ヵ月後、おばあさんは片付いた家でカッパ巻きを作っていました。
壁には兄貴の「サルでもできる片付けマニュアル」。
スタッフロールが流れる中、妹はおばあさんのカッパ巻きをおいしそうに食べましたとさ。


……うーん。なんだこれ。
周りが感動してました。わけがわからん。