おもうこと

いやさ。
XVが不評なのは分からないでもないんだけど。
だからって作り直しは絶対になしだと思うんだよな。
シナリオ書いた側にもプライドがあるだろうし、不評なのはそれを通した我々の責任。
でもさ。
シナリオ作者ならわかるはずだと思うんだけど、書いたものを書き直すってのはものすごく勇気がいる。
自分でもう見るに耐えなくなってリファインするのは別にどうとも思わないけど
人に言われて書き直すのはおかしい。
アイコンだってそうだと思う。自分が見るに耐えないからリファインするんであって
あれこれ技術面を人に指摘されてリファインする事はあまりないと思う。
そういうのはリファインとは言わないし。


リレーには大別して2種類のパターンがある。
まず、ギャラクシーエンジェルSRCとか超退魔大戦とかアルケミとか、いわゆる白い人系リレー。
これらに共通しているのは「自分中心に話を展開しても構わない」ということ。
やりたいネタを好きなようにできるし、書くタイミングも自由だ。
もう1つはSUWとかさだめとかXVとか、よそ様の例だとマーブルとかバタリオン・サーガとか其はサロメが歌う唄とか。
ストーリーがハッキリしていて、連続性があるもの。
これの場合ストーリーの整合性やキャラの出番などにも気を配らないといけない。
そして何より「ストーリーに重きをおかなければならない」ということ。
XVは後者だけど、参加者は前者のリレーの経験者が多い。
だから、結果的にストーリーに重きがおかれなかったのかもしれない。


とまぁ、実はそんな考察はどうだっていい。
自分で書いてる単独シナリオと、リレーの担当話ってのは重さが違う。
この重さってのは、責任感とかそういう解釈で。
自分が、1つの物語の1部分を担う。それが一体どういうことか、シナリオ作者ならわかると思う。
だから、形式に限らずリレーに参加することってどういうことか考えて欲しい。
つまりは、それだけの覚悟が必要ってこと。
「なんとなく面白そうだから」参加すると、後で痛い目をみる。
特に後者の形式のリレーの場合、本当に苦痛になることがある。


リレーで投げたEveは、修正ができない。
なぜなら、自分の後に控える多くの人に多大な迷惑をかけることになるから。
質が悪いEveをリレーに投げることは、生き恥を晒すことと同義だと考えていい。
僕はもう恥のかき捨て状態だからいいけれど、
生き恥を晒したくなければ最初から参加しなければいい。
「そんなことこだわらずに修正すればいいのに。プレイヤーがつまらないんだから意地張られても」と
考える人もいるかもしれないが、リレーでの修正はそもそもルール違反だと言えるんで。
例えば、シナリオ以外の例として魔沙さんのアイコンリレー。
「○○さんの着色があまりにも汚すぎます。書き直したほうがいいと思います」
という意見が出たとして、果たして聞き入れられるか。
その人の技量ってのはその段階ではそのレベルなんだから、指摘されて直したところで
意見を出した人の基準にまで届くとは限らない。
そんな堂々巡り、個人の作品でならまだしも多くの人に迷惑をかけながらやるのはあまりにも不毛。
いや、不毛とまでは言わないけど、後に控える人にとっては迷惑ではある。


まぁ、つまりは。
リレーの担当話ってのは、それだけの責任と覚悟をもって挑むべきものである。
甘く考えて欲しくない。
修正が効くと思ってはいけない。自分の失敗のせいで多くの人に面倒をかけることもあるかもしれない。
「リレーだろうがなんだろうがダメなところがあるのに修正しないのは怠慢」とか
「変なプライドを持っても面白くなければプレイヤーはついてこない」とか
色々意見も出そうな気がするけど、考えて欲しい。
少なくとも自分は、「担当話を公開したら不評だった。どこが悪いのか分かったので直したい」などという人には
最初から参加して欲しくない。
それはもうリレーではないからだ。
バトンを拾い損ねたからもう1回さっきのところからやり直させてといっているのと同じことだ。
失敗したら頭抱えて泣け。次の走者に祈りを託せ。アンカーならこれまでの走者に土下座して謝れ。
それがリレーだ。
その結果プレイヤーがついてこなくても自分は構わない。プレイヤーのために書いた覚えはない。
今まで書いてきたものは全て「自分が面白いと思ったもの」だ。
「誰かが面白いと思うもの」ではない。
フロンティアを修正するのだって、BOWをリファインするのだって、
「自分が気に入らないから」で、「評価が悪かったから」ではない。


まぁ、色々言われそうだけど持論なんで。